ケミ・タイムズ CHEMTIMES
中国化学業界の最新情報をお届けします。
2025年4月、中国の硝酸市況は、月初の1トンあたり1750元から、月末には
1833元となり、価格は4.76%上昇しました。
硝酸メーカーは強気の価格設定を維持、市場の雰囲気は活発で、下流の需要も
持続的に改善しています。今後は市場での取引状況に注目が集まります。
4月には川上の液アンモニアの価格が2.71%下落した一方で、川下のアニリン価格は
5.47%上昇しました。川下市場では、染料や農薬中間体などの需要が回復しており、
硝酸価格は今後もやや強含みで変動する展開になると予測しています。