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中国深セン、日系企業が中国国際ハイテク成果交易会出展 收藏
時間:2023年11月21日 08:42     作者:Chemtimes

2023年11月15日から19日までの5日間、第25回中国国際ハイテク成果交易会(以下、「高交会」)が広東省深センで開催されている。105ヶ国・地域以上の団体やグループ、企業4925社が参加・出展している。その展示面積は合わせて50万平方メートル以上で、史上最大規模で、参加国・地域が最多の「高交会」となっている。今回、日本からも「新規客」と「常連客」が集まり、注目されている。


愛知県は、2年連続日本で製造品出荷額1位を誇る日本屈指の製造県で、自動車産業を含む、多くの最先端産業の集積地となっている。高交会に初参加となった「新規の客」である愛知県の経済産業局スタートアップ推進課の林直孝主査は、「深センの起業環境が非常に優れていることは世界的にも有名だ。それは、政府が提供する数多くの政策や資金といったサポートと密接な関係がある。また、深センは『失敗が許される』という起業環境で、起業家にリベンジの勇気を与えているという点も非常に重要だ」と語る。


茨城県つくば市は、深セン市の友好都市であると同時に、高交会の「常連客」でもある。同市は2014年から6年連続で企業と共に高交会に参加しており、今年も同市の企業2社が出展している。


国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)発のベンチャー企業である株式会社Thermalyticaは材料のイノベーションに力を注いでいる。今年の高交会において、同社は世界一流の断熱性を誇る超微粒子エアロゲル断熱材「TIISA」を展示している。「TIISA」は、建築の分野や工場建設など幅広い分野に応用することができ、世界の気候変動対応や省エネ推進、二酸化炭素排出削減などを、力強くバックアップすることができる。会場で、断熱材を使用した板材と、普通の板材を比べると、断熱効果には10度以上の差があった。


株式会社SIJテクノロジの超微細インクジェット技術は、超精密プリントを実現しており、多くの来場者の注目を集めていた。深センの地元企業のスタッフは、説明を聞いて称賛の声を上げ、取材に対して「中国には現時点で、これほどの技術を有する企業はない。将来、PCB業界(プリント基板)業界に革命を起こす可能性がある」とした。




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