2023年10月、中国国内MIBK価格市況は下落基調で、10月1日の市場価格は1トンあたり17633元で始まり、10月31日には16400元まで下落し、約7%の下落幅となっている。
華東地域では、主な商談価格が16200-16400元/トンであるが、市場の需要が限られ、新規の注文が少ない状況が続いている。
国慶節後、港の在庫量が1.6万トンに上昇し、市場は急速に低下になった。中石化三井のメチルイソブチルケトン(MIBK)装置が一時停止したものの、市場の回復は限ぎられ、10月下旬に市場は再び低下になった。
10月、国内のMIBK生産量は0.68万トンで、稼働率はやや向上し、当面の供給は十分である。しかし需要は徐々に低迷な傾向であり、川下の稼働率が低下し、原料の消費が少なくなっていると思われ、11月には引き続き低下する可能性が大きいとの予想である。