2023年10月、中国国内のフェノール価格市況は下がる一方である。10月1日国内市場のフェノール価格は1トン当たり9477元で始まり、10月27日には8407元まで下落し、約11.29%下がった。フェノール市場の価格は下落し続けているものの、末端の問い合わせは増えず、購入が低迷になっている。
各地域動きは以下の通りです:
华东地区:9300元/トンから8350元/トンに下落し、下げ幅950元/トン。
山东地区:9520元/トンから8400元/トンに下落し、下げ幅1120元/トン。
燕山周辺地区:9520元/トンから8400元/トンに下落し、下げ幅1120元/トン。
华南地区:9500元/トンから8600元/トンに下落し、下げ幅900元/トン。
10月に中国国内のフェノール企業4社が装置のメンテナンスを行い、総生産能力は約85万トンである。
ブルースターハルビン:15万トン/年の装置は10月9日にメンテナンス
シェル石油:35万トン/年の装置は引き続き停止中。
中国石化三井:40万トン/年の装置は10月中旬から5日間操業停止
長春化学:48万トン/年の装置は約45日間の操業停止の予定
11月には国内供給が若干の増加と予想されている。需要の面では、11月には燕山石化と浙江石化の二酸化アクリル装置が停止の計画であり、フェノールの需要が若干減少する見込みである。
今後、11月にフェノール市場が引き続き下がる傾向と予測し、川下の需要による上がる可能性があるものの、全体的には激しい変動が限られていると見ている。