中国自動車工業協会が11日発表した8月の新車販売台数は、前年同月比8.4%増の258万2000台だった。
前年実績を上回るのは2カ月ぶり。電気自動車(EV)などの「新エネルギー車(NEV)」の販売が伸びた。 NEVの販売台数は27%増の84万6000台となり、販売シェアは32.8%だった。
中国政府は自国メーカーが高い技術力を持つNEVの普及を急いでおり、自動車取得税を減免するなどの支援策を続けている。 一方、ガソリン車を主な対象とする支援策は昨年12月に終了。これにより、ガソリン車を強みとする日系メーカーは苦戦を強いられている。これまでの発表などによると、販売台数はトヨタ自動車が6.6%減、ホンダが25.1%減、日産自動車は28.9%減だった。