2023年8月、中国国内のPTFE価格市況は生産と販売が両方低迷した状況である。
PTFEの川上モノマー製品TFEの原料であるR22の供給は穏やかで、供給数量が若干減少しても価格は安定の為、TFEの価格安定を貢献したと言える。主要な生産工場は、東岳、梅蘭、巨化、晨光などが低い稼働率で生産し、三愛富、魯西などは定修を行った。
生産工場側は減産したとしても、販売価格を維持しようとする姿勢であり、各用途製品の出荷も安定した状況である。8月末の時点で、PTFEの中国東部主要市場価格(PFOAを含む)は次のようになっています:
懸濁ペレット 4.2-4.5万元/トン、
懸濁微粉末 4.4-4.8万元/トン、
分散性樹脂 4.6-4.8万元/トン、
分散性乳液 3.2万元/トン。
今後、短期間内にPTFE市場の国内外での需要が低迷しており、魯西、三愛富などの工場の定修による供給が少なるが、需要も多くない為、暫く現状維持と思われるが、需要が多くなる場合、価格上昇になる可能性が十分がある為、注目すべくとの考えです。