中国当局が株式取引の印紙税引き下げや新規株式公開(IPO)のペース抑制などの株価てこ入れ策を発表したことを受け、週明け28日の中国株は急伸し、人民元も上げている。
8月27日、中国当局は「資本市場の活性化と投資家の信頼感向上」を目指し、株式取引の印紙税を28日以降、0.1%から0.05%に引き下げると発表。印紙税引き下げは2008年以来となる。
一方、中国証券監督管理委員会(証監会)は27日、最近の市場環境に言及し、新規株式公開(IPO)のペースを一時的に減速させる方針を明らかにした。制限がどのように実施されるか詳細は示していない。
証監会はまた、株価がIPOないし純資産の水準を下回った企業について、主要株主の株式売却を制限すると発表した。