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中国、国家戦略「863計画」、EV自動車が成果に 收藏
時間:2023年8月1日 09:23     作者:Chemtimes

中国汽車工業協会(CAAM)の統計によれば、2023年上半期における中国の自動車輸出台数は前年同期比75.7%増の214万台だった。一方、中国の第1四半期(1~3月)の自動車輸出台数が日本の輸出台数を上回った。4月の輸出台数も増加傾向を維持しており、一部の海外メディアは中国が今年、日本を抜いて世界最大の自動車輸出国になると予測する。


一方、2009年、中国国内車の生産量は、すでにアメリカに超え、2022年、中国の自動車生産量は約2700万台。1000万台の2位・米国を大差で引き離した。 それでも中国を自動車「強国」とは呼ばない。やはりガソリン車の技術は依然として欧米、日本に遅れを取っている。

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ところがまた逆転が起きた。電気自動車(EV)時代に入って中国は自動車大国であり強国として登場している。EV生産台数、技術ともに米国を圧倒している。EVの好調のおかげで中国は今年1-3月期、日本を抜いて世界最大の自動車輸出国に浮上した。


2001、中国が国家先端技術育成プログラムである「863計画」にEVを含めた。「ガソリンエンジンは米国に遅れをとったが、電気エンジンは我々が先を行かなくてはならない」というのが理由だった。それが国家戦略だ。 「863計画」は1986年3月にスタートしたことから付けられた名称だ。国家が戦略技術を選定し、関連企業や研究所(大学)等を集中的に支援することになる。中国EVの代表走者、比亜迪(BYD)も2012年に支援対象に選ばれた。 EVだけではない。宇宙航空・高速鉄道・5G通信・スーパーコンピュータなどが「863プラットフォーム」に乗って世界的な水準に飛躍した。育成対象技術はAI(人工知能)・新エネルギー・新材料・量子コンピュータなどに進化している。中国は経済危機の中でも水面下で緻密に戦略技術を育成している。



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