2023年6月、中国国内硝酸アンモニウム市場価格はわずかに上昇し、月末時点での価格は1トンあたり4060元となりました。これは月初の価格4030元に比べて0.74%上昇したものの、去年6月と比べ約12.69%の下落となっています。
国内の硝酸アンモニウム製造業者は設備の稼働が安定しており、通常供給となっている。市場の取引状況は一般的であり、メーカーの在庫も通常水準であります。川上の石炭価格は若干上昇しているが、硝酸及び液体アンモニアの価格はわずかに下がっています。現在、各地域の参考価格は、下記の通りです。
陝西地域では5000-5100元/トン
山東地域では4000-4100元/トン
河北地域では4000-4100元/トン
最近、川上は需要に応じて購入している為、需要が改善しいない限り、購入が弱くなっている。川上の原料である液体アンモニアの市場価格が継続的に下がる可能性が大きい為、今後硝酸アンモニウム市場の価格も下がる可能性があると推測される。