中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は24日の記者会見で、日本が23日から半導体製造装置などの新たな輸出規制を開始したことに対し「中国に向けたことが明らかな措置」だと批判した。そのうえで「深い遺憾と不満」を表明し、日本側に対して厳正な申し入れを行ったことを明らかにした。
毛氏は「影響を注意深く見守り、断固として自らの利益を守る」と強調した。中国政府は、半導体などの材料に使うガリウムとゲルマニウムの関連品目を8月1日から輸出規制の対象にするが、事態に応じてさらなる対抗措置を打ち出すことを示唆した形だ。