中国国営新華社通信が25日報じたところなどによると、中国人民銀行(中央銀行)総裁に潘功勝氏が就任した。
交代は5年ぶり。潘氏は副総裁として易綱前総裁を支え、易氏と同様、欧米に精通した国際派。国内の景気悪化や対米関係の緊張が続く中、金融政策の安定性を重視した人事とみられている。
潘氏は2012年、「ミスター人民元」と呼ばれた周小川総裁(当時)の下で副総裁に就任。16年からは米ドルなどの外貨準備を担う国家外貨管理局長を兼任してきた。英ケンブリッジ大や米ハーバード大で研究した経歴もあり、英語に堪能とされる。